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  • 2009.02.19 Thursday
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変わるものと変わらないもの

3.1全日本両国大会と3.2NOAH武道館大会をスカパーで観戦。

〈3.1全日本〉

○諏訪魔vsTARU

ヒール軍団から離脱したエース候補とそれを許さず制裁を加えようとするヒール軍のボスという、古典的なストーリー通り古典的な試合だった。
けどこういうのは必要だよな。

○(世界ジュニア選手権)中嶋勝彦vsシルバー・キング

しばらく見ないうちにシルバー・キングは覆面レスラーになってた。
前は素顔だったやん、と突っ込む以前に試合前インタビューや試合中でマスクを脱いでたり、よくわからん。
中嶋君もいいレスラーだと思うが、久しぶりに見たシルバーがそれ以上によかった。しかも勝っちゃうし。
ユニバに出ていた人がいまだ元気なのを見るとちょっと嬉しい。

○武藤、棚橋vs川田、太陽ケア

なんとなくこんな試合かな、と事前に想像していた範疇から一ミリもはみ出すことなく、つつがなく終わった。

○(ドリー・ファンク・ジュニア引退試合)ドリー、西村修vs天龍、渕

67歳で引退もクソもないと思うが、そんなリビング・レジェンドにいつも通りグーパンチ&延髄斬りを出す天龍のKYっぷりが素晴らしかった。
この試合から実況は若林健治。
「エルボーの極意を『半年間はドアをエルボーで開けろ』と言ったドリー!」など、あいかわらず事前に調べ上げたネタ&エピソードを織り交ぜる実況にまたもや悶絶。
やっぱりこの人の実況は他のアナウンサーと違うと改めて思う。

最後は渕をスピニング・トー・ホールド、略してSTH…略さなくていいか。
ともかく花を持たせてもらってたドリーだが、そもそも全日本でハンセンやブッチャーとやってた頃はこの技で一本取ることなんてほとんどなかったよね?
まあ当時はやたら反則決着とか両者リングアウトとかそんな結末ばっかだったけど、全然記憶にないだけにあの技でフィニッシュとなるとえらい違和感がある。

試合後の引退セレモニー、ドリーを取り囲むのは武藤であり、PWF会長になった馳であり、弟子の西村であり、なぜかゲストで呼ばれた坂口憲二であったり。
物故の人となってしまった馬場、鶴田、ブロディはともかく、そこにハンセンもいなければブッチャーもいない、なによりテリーがいないという点で非常に「不在」を感じさせる顔ぶれであった。
まあ内輪でいろいろあるんだろうけどさ、ハンセンなんかこないだIGFに来てたわけだし、どうにかなんなかったのかなあという思いは残る。


ところで試合中、客席から「渕、空気読め!」というヤジを飛ばしていた人、あれ90年代に必ずといっていいほど首都圏のプロレス会場にいて、よく「いい試合だー!」とか言ってた人だよね?
何年ぶりか声聞いて「懐かしい!」とか思ってしまった。顔知らないけど。
元気だったんだなあ。
ちゃんと見に来てるんだなあ。顔知らないけど。

○(三冠ヘビー級選手権)佐々木健介vs小島聡

もういいかげん断ち切れ、と怒られるかもしれんが…どう見ても三冠というよりIWGPかけて戦いそうなカードだよね。
ヒールになったはずなのになぜかコーナーでポーズをとってからエルボーをやったりしている小島を見ているうちに、そういやダイヤモンド・ダラス・ペイジはどうしてるだろう、と思った。
なんか似てる気がするんだよね。
えっらい単調な試合なのにヘンな決めポーズみたいのだけは持ってて会場人気が高かったりとか。

セミファイナルで散々トラディショナルレスリングを見せて、これが全日本の本流です、みたいな空気にしておいてメインは一転して超ラリアットプロレス。
ラリアット、あぼーん、ラリアット、あぼーん、の末、健介勝利。
いいんかこれで。やる側が大変なわりに客席沸いてないぞ。

試合よりもゲスト解説についた鈴木みのるの、
「(試合中唐突に)健介、身体タルんでますね」
「(『今日は次男のセイノスケの誕生日です。勝ったぞー!』という健介のマイクに)家かえってやれよ」
といった、いちいち的を射たコメントが抜群だった。

棚橋、チャンピオンカーニバル出るんだ。
働くねい。
どうせ準優勝止まりなんだろうに…。


〈3.2NOAH〉

前座飛ばしながら見る。
小橋、顔色悪くなってない?気のせいならいいんだけど。
今日を含め復帰後の試合を何戦か見たが、チョップだけで25分くらい持たせるのがすごい。


○(GHCタッグ選手権)丸藤、杉浦vsブリスコ兄弟

試合直前まで「GHCタッグ」ではなく「GHCジュニアタッグ」だと思い込んでた。だって…ねえ。

去年、鈴木鼓太郎&リッキー・マルビンとムイ・ビエンな試合をしたブリスコ兄弟だが、相性もあるのか丸藤&杉浦とはイマイチ噛みあってなかった感じ。
前の試合と合わせて二試合連続で30分近くやるのはちょっと見る側の集中力を奪う。
まだこのあとメインもあるのに…という感じに。
終盤まで客席が冷たい反応だったのはそういうのもあると思う。

ブリスコ兄弟のスワンダイブ式ダブルインパクトを丸藤が空中で切り返すというフィニッシュを見て、かつてのSUWAとドラゴン・キッドの試合を思いだした。

○(GHCヘビー級選手権)三沢vs森嶋

「総合的には森嶋が上、だが気持ちでは負けない」と試合前からヤケに弱気な発言をしている三沢。
5分経過の時点ですでに苦しそうな表情を浮かべている三沢。
エメラルド・フロウジョンを仕掛けようにも持ち上がらないでフライング・メイヤーみたいになってる三沢。
髪の毛が薄くなった三沢。
腹が出た三沢。
なにより、そういった己の衰えを糊塗せずそのまま見せる三沢。

90年代、繁栄しすぎた過去と不透明な未来に挟まれて“わからないことがわからない”穴の開いた靴下みたいな時代を生きていた私たちに、束の間の現実逃避と悲しくなるまでの実直さをブルーのリングで表現してきた三沢光晴はもういない。

それはわかっている。
もう十分すぎるくらいわかっている。

だけれども、あなたが15年間、想像を絶する痛みと、決して短くはない残りの人生を放棄してしまうかのごとく身体を犠牲にして差し出したプロレスで人生を支えられてきた者にとって、現実を受け入れるという作業は想像以上につらかったよ。

やる前から「これは禅譲の試合だな」とわかっていたが、でもひょっとして…と思ったりもしたが、やはりそういう試合だった。
三沢vs丸藤には物語があるが、三沢vs森嶋には物語がない。
あるのは残酷な現実だけ。

夢を見るな。

現実を見ろ。

三沢はそう言いたかったのだろうか。

けれど、体力的には森嶋に劣るのが誰の目にも明らかなあなたがエルボーを打ち込む時、プロレスだけが持つ「理に合わない美しさ」に我々は酔ってしまうんだよ。
だからプロレスはやめられないんだ。
ありがとう三沢。
おつかれさま三沢。

リング上で森嶋がベルトを掲げているその頃、後頭部をタオルで押さえたままリングを後にするかつての『超世代の旗手』に武道館の観衆は三沢コールを送っていた。
三沢光晴をリスペクトする思いだけは、世代を超えた「超世代」になったかもしれない。

「救世主」は「盟主」になれたのか

新日本2・18両国大会をPPV観戦したので今さら。

http://www.njpw.co.jp/result/index.php?COM=result_main&SRNO=89&TKNO=8

この大会はアレですな、馬場がジャック・ブリスコからNWA王座を奪ったり、ジャンボがニック・ボックウィンクルからAWA王座を奪ったり、「スターケード IN 闘強導夢」で藤波がリック・フレアーからNWA王座を奪った…と見せかけてコミッショナー預かりになったり、といった試合と同じで、前座の試合やメインの内容がなんであれ、中邑があのカート・アングルから完璧に一本取ってベルトを奪った、それが全ての大会だった気がします。
それがなんとなく盛り上がりに欠ける感じがするのは、「世界的に権威あるレスラーから日本のプロレスラーがベルトを奪う」という価値が暴落した、ただそれだけなんでしょう。
個人的にはよくやったと思いましたけど、それがプロレス界全体を持ち上げるきっかけとはなりそうもない。
難しい時代ですな。

あと永田さん。
脳に腫瘍が見つかったって…大丈夫なんでしょうか。普通に心配です。
本当、大事にしてもらいたいです。

セミのIWGPタッグ戦。
古典的小悪党チームになりつつあるGBHがせせこましい勝ち方でベルトをかっさらっていったのに、場内のリアクションは怒るでもなく、沸くでもなく、えらい中途半端でしたね。
あれは終わったあとで誰か入ってこないとダメだろう。
続かねえじゃん、次が。
考えてほしいもんです。

それと個人的にメイン以上に期待していた棚橋vsAJスタイルズ。
ちょっとイマイチだったなあ。
どうでもいいけど棚橋のあの能天気な入場テーマがこの頃仕事中にフッとフラッシュバックすることがあり、俺もそうとう疲れてるなと。業界のみなさーん、愛してまーす、と「おまえ絶対それ心から思ってないだろ」というツッコミを待ちながら叫んでみるか。


結局なんだ、今後期待できるのは「小橋さんの復帰は大きな刺激になった。俺も負けないようにしたい」と言っていたにもかかわらず復帰戦がついでのように直前に組まれて、しかも第三試合で相手はレジェンド軍という「ラーメンだけでも寂しいから味玉でもつけるか」的に扱われた末、試合で大きなインパクトは残せず終わったら仲間から追放されて一人きりリングに放置される、過去あまり記憶にない種類の復帰戦を飾った天山だけか?
てかどうなっちまうんだ、天山。

世の中はいつも変わってるから 頑固者だけが悲しい思いをする 〜1・4ドーム観戦記〜


仕事の空き時間がとれたので久しぶりに「1・4」に参加。
最後に行ったのは永田とジュシュ・バーネットがメインを張ったときなので、もう5年も前でしょうか。
思えばセミファイナルが高山善廣と高坂剛のNWFヘビー級選手権などというワケのわからない試合でした。

5年ぶりに足を踏み入れた「1・4」、事前に聞いてはいたものの2階スタンド席を閉鎖していることが軽い驚き。
5000円で1階スタンド行けるんだなあと、それだけで感慨モノです。


さて試合。


今回のドームは、二つのストーリーラインに沿って組まれた試合が多くありました。

A、新日本vsTNA
B、レジェンド世代vs現世代


試合順でいくと、1,2,3,5,8,9がA。
6.7,8がB。
メインと団体対抗戦の第四試合以外はどちらかに属するという、とてもわかりやすいマッチメイクです。


前座で目についたことを箇条書きに。

○ミラノコレクションのテーマがドームで流れたことに感慨深くなる。ブラザーと近藤修司が普通にでている1・4ドーム。イタリアンコネクションは遠くなりにけり。

○クリストファー・ダニエルズかっこよすぎ。ゾクッときた。もうみちのくに来てカレーマンやってくんないんだろうなあ。

○中西がドームでまともな試合したのってボブ・サップ戦しか覚えてないんですが、それでも試合は組まれるんですね。案の定大味な試合。だるい。

○ドームで聞くテーマで感慨深くなったといえば、田中将斗のテーマも。
ZERO-1MAXのMVPプレイヤーも見事に格下扱いで、こっから新日上位勢とのストーリーが始まるのかなと思いきや、最後は吉江がとって、なんじゃそら。
なんのために田中呼んでるのだろう。ワケがわからない。



見ててボーっと思ったのは、今回TNA勢をこれだけ呼んで大層お金かかってるだろうに、はたしてそれに見合う集客はあるのかってことで。いやないでしょうけど。
しかしTNAのリングアナはかっこよかった。

さてコメントを。

6)藤波、長州、蝶野、ライガー、AKIRA 
     vs 邪道、外道、TARU、近藤修司、ブラザーYASSHI



「ONE NIGHT STAND 〜レジェンドvsV・B・H」と銘打たれたこの試合。
特に説明はありませんでしたがV・B・Hというのはブードゥー・マーダーズとGBH連合軍という意味でしょう。
蝶野が8月に結成したレジェンド軍ですが、会場人気こそ高いですが実際のところ「何がやりたいんだコラァ!」な状態で、よくわかりません。
結成半年が経とうとしている今でも前座の多人数タッグで連日GBHを蹴散らし会場を温めているものの、メインの棚橋や後藤にはあまり絡んでこない、今ひとつ中途半端な状態です。
いっそのこと棚橋vs長州のIWGP戦なんて新鮮でいいと思うのですが、レジェンドに傷をつける事態を避けたいのか、ほとんどその手の絡みは実現していません。

ということでドームであっても普段と変わることなく、レジェンドがいいところだけを見せて、最後はこれまたいつも通り長州がラリアットで締めました。ほとんど水戸黄門か、往年のジャイアント馬場&ラッシャー木村組の世界です。
プロレスでもっとも面白いのは誰もが考えていないサプライズだと思うのですが、その点この試合でもっともチャンスだったのは藤波だったんですが。
藤波が長州と連携…と見せかけて背中からイス攻撃、さらにはドラゴンスクリュー×4連発、不適に笑うTARUと肩を組んで、
「長州!ふざけるなお前、俺にどんな仕打ちをして新日本を追い出したんだ!そのくせこうやってビッグマッチとなると何事もなかったようにオファー寄越して…人をナメるのも大概にしろ!」
とかやったら大層盛り上がるし、また今後の新日vsドラディションの対抗戦を彩るストーリーラインとしても抜群なのに。ああもったいない。

もっとも、藤波にそんなことができたら、藤波じゃないか。「これが現実だよ!」(by真壁)


7)グレート・ムタvs後藤洋央紀

後藤、西遊記の孫悟空をイメージしたコスチュームで入場。
ストロングスタイルの正統後継者という位置づけでありながらこういう演出はどうなのだ。
対する7年8ヶ月ぶり新日登場のムタ、90年代初期に使っていたテーマ曲で入場。
このテーマで思い出すのはドームのスティング戦、大流血の馳戦、そして横浜アリーナの天井から降臨したリッキー・スティムボード戦。
個人的には新崎“白使”人生戦やパワー・ウォリアー戦で使っていた中期のテーマ(「愚零闘武多協奏曲」)で来てほしかったが、まあしょうがない。

試合は後藤が花道で入場中のムタを襲う、客席からは若干“空気読めよ”的不満の雰囲気が残る中スタート。
後藤は後藤なりになんとか自分の色にムタを染めようとしたが、ムタの毒霧→シャイニング・ウィザード→ムーンサルトの前にあえなく沈没。
ムタはよくやってたと思うが、だからといってこの試合が後世まで語られるとは到底思えない。
要はムタというのは十何年前、何もない時代であったからこそあそこまで輝けたわけで、同じ事を今やってもなかなか辛い。
結局、よりインパクトを残すためにはさらに前に進んで、まだ誰もやっていないことをやらないといけないわけだが、それを今のムタに求めるのはちょっと酷かもしれない。
むしろそれは後藤の役割であろう。
レジェンドというのは前に誰もやっていないことをやったからこそレジェンドになれたわけで、たとえ彼ら自身であっても同じ事を繰り返したのでは最初に見せたときのインパクトを超えるのは不可能である。
というのは今さら私に指摘されなくても、十分わかっているはずなのだが。
だからこそプロレスは難しいのか。

1978年、猪木がタイガー・ジェット・シンの腕を折った。
1988年、藤波が「やれますよ!」とハサミで前髪を切り、闘魂三銃士が結成された。
1998年、東京ドームで長州は5人掛けを行いリングを去り、そして次のドーム大会で小川直也がデビューした。
そして2008年。
表層的に見ると、この10年は一番変化が少ないような気がしてしまうが、気のせいだろうか。


8)IWGPタッグ戦 G・バーナード、T・トムコvsスタイナー兄弟

ムタの試合に同じ。
スタイナーズ、よく動いていたと思うがインパクトは残せず。


9)永田vsカート・アングル

永田はどうしようもない、ズブズブの沼を何年もかけて通ってきた末、ようやくレスラーとしての“顔”が出来てきた気がする。
そんな永田も今年で40歳。
いささか遅かったか、これからまだ狂い咲けるか。
しかし、そんな永田をも超えるくらい、カート・アングルはすばらしかった。
さすが世界でトップのレスラーだ。
試合にサイコロジーがあった。
どう動くのか、どう転ぶのかわからないまま進む試合は楽しい。
アンクルホールドとナガタロックの切り替えし合戦の末、アングルが勝利。おもしろかった。


10)IWGP戦  棚橋vs中邑

この試合をメインにした首脳部の期待の気持ちは、試合序盤の中邑の肩の脱臼で後悔に変わったかもしれない。
不幸な事故かもしれない。
本人に過失はないかもしれない。
しかし、ドームのメインである。
G1準決勝と合わせて、中邑が大舞台のリングでアクシデントを起こすのはこれが2回目である。
仮にどんなに才能あるレスラーであろうと、大舞台で続けてアクシデントを起こす選手を安心して使えるだろうか。
試合は棚橋の器量と中邑の責任感と根性でなんとか試合の体をなしたが、片腕を吊るしたチャンピオンなど説得力のかけらもない。
なんであれ、棚橋が勝つべき試合だった。あらゆる意味で。


総評としては、今の1・4はあの頃の1・4ではない、ということで。

空いている席に適当に座り、くっちゃべりながらメインを見る人がいて、メインの試合が終わった瞬間席を立つ人が大勢いるドーム。
試合後に何が起ころうと、新チャンピオンが何を語ろうとどうでもいいのだろうか。
そういえば今日は、客席から起きたコールはセミの永田くらいであとはずっと静かなままだった。
良くも悪くも、これが今の1・4である。


シュプレヒコールの波
通りすぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて
変わらない夢を見たがる者たちと闘うため


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