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  • 2009.02.19 Thursday
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真夏に燃える男たち 〜7.27 ZERO1-MAX後楽園観戦記〜

唐突にZERO1MAX「火祭り'08」を観戦。
かつてG1の後追いで始めた企画だったのに、先行のG1が沈下してきてインディー/メジャーの境界線も流動化した昨今、いろんな意味で「火祭り」はG1と肩を並べた。
中西・真壁が「火祭り」に、大谷がG1に参戦するに至った今年などもはや両大会は地続きのような感じすらする。
第二回大会なんて黒田哲広が決勝戦に出てたというのになあ。

アメリカインディーマット界なんかは選手に明確な所属団体がなく、ROHだろうとCZWだろうと主催者が違うだけで出てる選手はみな一緒だったりするが、徐々に日本もそうなってる気がする。
これだけ選手がフリーになってるんだから、当然といえば当然か。

会場の後楽園は日曜の昼間で満員。南側の後ろに一部空きがある程度。さすが。

前座雑感。

○第一、第二試合ともそうだったのだが、デビュー何年もしてない若手が格上の中堅選手に胸を突き出して「来い!」と言ったり、ペチペチ頬を叩いて「張って来い!」とかいう。
団体の主幹である大谷自身がそういう選手だったから仕方がないのかもしれないが、見ていて行儀がよくないなと思う。
で、また相手の大森とかが妙に受けるんだよな。
普通、デビュー1年かそこらの若手にあんな態度されたらカチンときて秒殺でいいと思うのだが、後輩を気遣ってるのか、妙に受けてやってる。
なんだか現代社会の縮図を見るようだ。

○藤田と日高が闘っているのがとても違和感。
なんというか、マスカラスとドスカラスが別々のコーナーにいるような。

(火祭り公式戦)

○関本大介vs崔領二

対戦カード見ていきなりいい試合だねえ、と思ったら本当にいい試合だった。
怪物のような筋肉を誇る関本のラリアット、ジャーマンに崔の危険な蹴り技、危険な角度の投げ技が実にスリリングな応酬を築き、会場沸きまくり。
特にニュートラルコーナーでダウンする関本に崔が反対側から全力でダッシュしてきてそのまま真空飛びヒザ蹴りみたいに飛んできたところを間一髪関本が交わした場面なんか、背中がゾクッとした。
本当に一般人があんなの食らったら廃人になっちまうよ。
中盤以降の両者の攻防は90年代の川田vs小橋戦なんかと比べてもまったく見劣りしていなかった。
最後、関本のジャーマンを踏ん張りマットをつかもうとする崔の表情は恐怖そのもので、関本はその状態から強引にひっこ抜きジャーマンで3カウント。
崔、試合後まったく動けず。
やはりプロレスにはどこかで「恐怖」がないと説得力も感銘も生まれないな、と強く思った。

○KAMIKAZEvs佐藤耕平
 
『』の人はいつのまにかローマ字表記になっていた。
見た目は変わらないけど。
出場を直訴してきた火祭りも7年目にして初出場ですって。
ここまできたら一生出さない、っても面白かったと思うけど。

なんかやたらと会場の支持率が高い神風。
継続は力なりってことなのか。
だがファイトはなんとなくクネクネしたスタイルのまま、前の試合が残した熱気が徐々に冷めてきたところで神風の攻勢が始まり、けどやっぱり神風だなあ、ああ持ち技全部終わっちゃった、あとは耕平がジャーマンでカタを付けてVIVA!だな…と思ってたら変な丸めこみで勝ってしまった。
会場再び爆発。
ゼロワンの客は優しい。

○大谷晋二郎vs真壁刀義

真壁はデビューの頃の師匠が大谷だったとかで、それっぽい煽りVTRあり。
けど「もう今は知らない、昔世話になった人、ただそれだけ」とそっけない真壁。
対する大谷「真壁刀義という男は知らない。俺が知っているのは真壁伸也(デビュー時のリングネーム)」。
なかなか良いストーリーだ。

開始まもなく、真壁のセコンドの本間が手を出し、大谷を場外に引きづりこみ流血させる。
ブサイクながらWXがあれだけ奮闘して、山川は身体が戻らないまま苦労しているというのに、おまえは大日本にあれだけプッシュされて大きなケガもないというのになんだこのていたらくは、こんな三流小悪党で終わるために大日本を出たのか、と思うと怒りの気持ちが沸点に達し、「本間手出すんじゃねえー、なんだおまえはー、ふざんけんなー」と本気でヤジってしまう。
実際本間へのブーイングは多かったけど、多分会場にいた誰よりも私が怒っていたと思う。
あと一歩で「小鹿と登坂に謝れ!」とか叫ぶところだった。

でまあそんな感じで、真壁がヒールファイトを続けているところ、中盤になってまた本間が加勢しようとする。大谷はフラフラ。会場からまたブーイング。

そこで真壁が本間に「(この試合に)お前は下がってろ、手出すな」のポーズ。
途端に沸く会場、沸き起こるマカベコール。
いいなあ悪い人は。ちょっといいことするとすぐこれだ。
金髪ロン毛の香水臭いアンちゃんが電車でバアさんに席譲ったみたいな。

そこから大谷と真壁が1vs1で闘うも、最後は真壁のキングコングニードロップで完璧な3カウント。
まあ去年は永田に勝ったりしてるしなあ。こんなもんか。
逆に大谷の衰えを随所で感じた。
かつて「俺のドラゴン(スープレックス)は1試合に1回しか出さない。それだけ大事な技なんだ」って言ってたドラゴンを簡単に3発ぐらい出してるし、しかもまたそれがちゃんと投げれてないからフニャっとしてあまり効いて無さそうだし。
肩が悪いらしいがこの説得力の無さはメインレスラーとしては深刻だ。
しかし、田中も肩、大谷も肩。
橋本の古傷が団体にそのまま残ってしまったかのようだ。


○田中将斗vs中西学

またまた煽りVが秀逸で、ZERO1に乗りこんできた際「2月」と「12月」を言い間違えたり、なぜか目の前にいるにもかかわらず控え室の方に向かって「大谷出てこい」って言ってみたり、そんな中西にこのまま地球は沈められてしまうのではないか、行け!田中!地球を救え!みたいなVTR。アホでいいなあ。

しかし実際中西のアホっぷりはさらに拍車がかかっており、田中をアルゼンチンに抱えたまま意味もなく客席を徘徊してみたり(ずっと担いで疲れたのか、投げることもなくそのまま降ろした)、コーナーのそばに田中をスラムで投げるとわざわざ遠い方のコーナーに登って考えてるあいだに起きてきた田中にクルクルパーのゼスチャーのあと投げられてみたり、やっとアルゼンチンにかついだものの調子に乗ってグルグル回してたら田中の足がレフリーにぶつかってみたり。
そのたびに客席から
「中西、なにやってんだー!」
「中西、もうあまり考えるな!」
「中西、自分のせいだ、あきらめろ!」
と的確なヤジ、というかツッコミを送っていた南側客席のあなた、あなたが今日のMVPです。

で、そんな中西に手を焼きまくってた田中、結局仕留めきれず時間切れドロー。
けど15分くらいから中西の方はハッキリ「時間切れ態勢」になってましたよね。
相変わらずヘタだなあ。

ということでリーグ戦初戦を終えたわけだが…。

http://zero1-news.blog.players.tv/article/17370725.html

どう見ても決勝は田中vs真壁だよな。
まさか大谷vs中西ってことはないだろうし。
個人的には2年連続準優勝に留まっている崔か、試合内容では去年ぐらいから実質一番の関本のどちらかに優勝してほしいけど。

それにしてもZERO1の客は熱い。
今では新日本にすらいる、「何、今日はどんなブック見せてくれんの?」みたいな斜に構えたファンがかなり少ない。
それもまあ関本と崔の試合みたいの見せられたら納得する。
あのレベルの試合を毎回見せられたら、それは5000円は高くない。

しかし明らかに試合順悪いよな。
田中はともかく関本、崔、耕平あたりをメインにして大谷は今の蝶野ぐらいのポジションにした方が観客が満足して帰れると思うけど。
どうでもいいけど私はあの「スリー、ツー、ワン、ゼーロワーン、ウ〜MAX!」って一緒にやらされる、あの締めがかなり嫌いです。
強制されるのは嫌いなのです。
「ECWコール」や「ゼンニッポンコール」は自然発生だから美しかったのですよ。

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