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  • 2009.02.19 Thursday
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液状化するプロと一般の垣根


大日本プロレスがシェイクスピアの「リア王」を演じるらしい。

http://www.kamipro.com/news/?id=1211549029

リングと舞台を用意し、ストーリーに沿った形で試合も行うというが、一体どういう風になるのだろう。
しかも登坂部長が「大日本13年の歴史を散りばめながら」と言っている。
グレート小鹿社長がリア王役というからには、王を裏切る二人の子供(原作では娘)は松永光弘と本間朋晃なんだろうか。
本屋プロレス並みに中身の読めない興行である。

で、このニュースでもうひとつ驚いたのは大日本プロレスが“興行権を一般ファンに福袋で売っていた”ことである。
調べてみるともう一人興行権を買われた方がいて、約10年前の『デスマッチ新世代』のメンバー中心による興行を予定しているらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080524-00000023-spnavi-fight

ここでも登場の登坂部長は「観戦だけでない参加する楽しさをより多くの人に知ってもらいたい」とコメントしている。

インターネットが発達したこの10年、様々な分野でプロと素人の垣根は液状化し、かつて厳然と存在した壁が崩れてフラットな関係が生まれるようになった。
専門マスコミだけの特権であった「プロレスを『伝える』『取材する』」行為はデジカメとブログさえあれば誰にでも可能な行為となった。
さらには次々と生まれるローカルインディー団体の跋扈によって、ちょっとした小銭と行動力さえあれば誰でもリングに上がることが可能になった。
そしてついに、興行を打つことすら液状化しつつある。

こうして見ると隆盛とか衰退といった評価は抜きにして、間違いなくプロレスというジャンルは次のステージに進んだ。
かつてアントニオ猪木があれほど渇望した「市民権」は、もしかしたらもうとっくに獲得しているのかもしれない。


しかし、シェイクスピア演劇をリングで上演するのに一番ふさわしい団体はドラゴンゲートではないだろうか。
リア王をウルティモ・ドラゴン、二人の子供をマグナムTOKYOとCIMA、そして三番目の子供をミラノコレクションA.T.、いや近藤修司がやったら…毒が強すぎるか。

先日5〜6年ぶりにプロレステーマ曲CDをいそいそとパソコンで編集したりしたのだが、やってるうちに猛烈に「闘龍門JAPAN」の試合が見たくなって、押入れの中から闘龍門最終興行である2004.7.4の神戸ワールド大会のビデオを引っ張り出してみた。

当時はメイン終了後の所属全選手に対して一人ずつコメントを連ねていくCIMAのマイクに感動しただけだったが、今見返してみるとあのマイクに号泣している選手は全員ドラゴンゲートに残った選手であり、その後同団体を離れていく選手はなんとなく複雑な顔で聞いていたことに気がついた。

歴史的事件というのは時間を経て再見するとまったく違う面が見えてくる。
ウルティモ・ドラゴン、TARU、ミラノコレクションA.T.、近藤修司たちが「闘龍門JAPAN」を歴史として語れる日は近いのだろうか。

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