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  • 2009.02.19 Thursday
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変革のためのチキンレース〜5.6「マッスルハウス6」観戦記

サムライで「マッスルハウス6」が放映されたので見る。
今回は4月上旬に入院して大会直前に現場に戻ってきた、マッスル坂井の不在についてをテーマにするのだろうと思っていたら、爆笑レッドカーペットだった。いやはや。

マッスルはプロレスか演劇かという不毛なカテゴライズ論争があるようだが、鈴木みのるも高山善廣もウルティモ・ドラゴンも出た以上、どっちであろうと現代プロレスの最前線に来てしまったのは間違いない。
といったところで今回は最後の最後に大サプライズとして蝶野正洋が登場して「おい責任者は誰だ!こんなもんやめろ!」と恫喝し、完全に委縮した坂井があっけなく「はい」と認めてしまうことで、会場からは笑いと驚きと困惑と反発が同時に発生するという、世にも珍しい反応が生まれた。

これはすごかった。
これは普通できない。
蝶野の様子と、メジャー団体と呼ばれる既存組織がマッスルに対して思うであろうことを想像すれば、この恫喝が演劇を超えたリアルそのものであることに誰一人疑いは持たないはずだ。
ひと昔前に数多くのヒールレスラーが「この団体をブッ潰してやる!」というセンテンスを使ったものだが、ここまでリアリティある、いやリアルそのものである宣言は見たことがない。
私も含めて、観客は明らかにヤオとガチの向こう側に連れて行かれた。

しかし、この後が余計だった。
観客は蝶野がダウンする坂井の背中に「nMo」と書くことで「あれ?やっぱり蝶野はマッスルの世界に入ったのか」とホッとしてしまった。
今回、「マッスル」スタート以来初めてとなる“to be continued”のエンディングとなったわけだが、次回以降の観客の視座を考えた場合、この緊張は持続させてほしかった。
緊張がないと緩和は生きないのだから。

けれど「マッスル」は、本当だったら10年でやるものを1年でやっちゃってる。
生き急ぎ過ぎというか、ここまで来てしまったら残されたものもそんなになくなってしまうんじゃないかと余計な心配をしてしまう。
まあ、こうして伝説になっていくのだろうな。

本来「冷蔵庫の残り物でも何かしら活用があるでしょうが!!」的叫びから始まった「マッスル」は今や業界の変革そのものを体現する、最先端のグルメ店としての扱いを受けるようになってしまった。
特に今回もそうだが、「ハウス」は特別ゲストがないと何か損したような感覚すら抱くようになってきているのが現状だ。

その意味で今回の「レッドカーペット」は久々にマッスルらしいイベントだった気がしてならない。
個人的にはBIMAとアンソニー・W・大家に腹を抱えて笑った。
やっぱり学生プロレスは面白いな。

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